日本共産党山梨県議団は7日、県が計画している富士山登山鉄道構想について、地元の富士吉田市役所を訪れ、堀内茂市長と懇談しました。
冒頭私から、日本共産党は財政面、安全面などにおいて登山鉄道に反対であり、6月議会でも富士山登山鉄道構想推進の調査費に反対したことを伝えました。
堀内市長は「世界文化遺産に登録されて10年目を迎えた富士山をこれ以上傷つけてほしくないという思いだ」「先人たちが山岳信仰の対象として崇めてきた神聖な山を保全する責任が私たちにはある」と強調。更に「県は冬季にも鉄道を走らせるといっているが、これには山小屋の関係者も反対している」「富士山は土砂の崩落とともに雪崩が頻繁に起こる。その危険性について、認識が甘いのではないか」と県の姿勢を批判しました。そして「絶対に造らせないという立場で共同を広げていきたい」と決意を述べました。
この他にも電気バスを使った環境対策や登山シーズン中の入山規制、5合目より下の"富士の道"を活用した登山の提唱など、話は多岐に渡りました。今回の懇談の内容をもとに、県議会での論戦に臨みたいと思います。