南アルプス市議の経験を活かし、今度は県政で!

【モモ被害や企業誘致の助成金など質す】山梨県議会委員会質疑から

7月6日に閉会した山梨県議会6月定例会。所属する農政産業観光委員会での質疑の内容を紹介します。

農政部関連の主な質疑 

~モモの風傷被害の状況把握と対策を

名取 南アルプス市では今年5月の大風により、モモに傷がつく被害が目立っているが、県としても実態把握はしているか。

県担当課長 被害があることは承知しているが、被害面積など詳細は調査していない。

名取 今後、被害に対しての対策や支援も必要ではないか。

県担当課長 JAも傷のついたモモの販売ルートの開拓などを行なっていると聞いている。県としても技術的な支援をおこない、更に品質が落ちないようにしたい。

名取 米国産モモの輸入解禁について、その後の状況はどうなっているか。

県担当課長 対象病害虫の選定を行なっている段階で、輸入に向けたスケジュールは進展していないと認識している。

名取 規格外農産物を活用した商品開発の予算について、加工品の原料としての使用だけでは農家の収入が減ってしまう。一方で青果として「はね出し」品でも需要はあるので、そうした市場開発も行うべきではないか。

県担当課長 JAでもそうした市場開発に取り組んでいると聞いている。有効活用にむけて連携していきたい。

観光文化・スポーツ部関連の主な質疑

名取 青少年センター体育館を改修してパラスポーツセンターを整備する事業の内、プール棟が老朽化しているために解体するとのことだが、このプール棟は4年前に天井板撤去の補修工事を3千6百万円かけて行なったはずだが、わずか4年で解体では補修費がムダということにならないか。

県担当課長 当時、全国で天井崩落の事故があったことを受けて、文科省の指導を受けて緊急対応として令和元年にプールの釣り天井撤去をおこなったものである。

産業労働部関連の主な質疑 

 ~議会に諮らず助成金1社に最大50億円へ拡大!

名取 県は産業集積促進助成金の要綱改定が行ない、宿泊業を対象に加えることや、助成額の上限をこれまでの15億円から一気に50億円に引き上げるとのことだが、宿泊業はどれくらいの規模の業者を想定しているのか。

県担当課長 投資額で100億円以上、客室面積40㎡以上のリゾートクラブなどを想定している。

名取 助成要件として新規雇用者数を宿泊業では30人以上としているが、助成額に比べて少なすぎるのではないか。

県担当課長 良質な雇用を想定しているので、30人以上としている。

名取 助成額に見合ったものをどう回収していく考えか。例えば法人税や固定資産税、従業員からの税収、その他経済波及効果などをどう試算しているのか。

県担当課長 今後、実際に応募があり事業者側からの計画が示されてからそれらを試算することになる。

名取 今回の要綱改定は議会での議決を経ないで行なわれる。1社に最大で50億円と破格の金額で新規雇用者数はわずか30人でもいいという基準が甘すぎる。この問題は引き続き取り上げていく。

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