昨日(6月19日)、山梨県上空で米軍機による空中給油が確認された問題で、知事に対して米軍及び国に対して抗議し、中止を求めるよう要請を行ないました。 空中給油は昨年3月に甲府市民の方が写真撮影で確認して以降、繰り返し目撃されています。今回は6月15日にやはり甲府市民の方が撮影に成功。その後、県や報道機関に情報提供し、日本共産党の「しんぶん赤旗」でも16日付けで写真と共に報じました。(要請の全文はこちらをご覧ください。)
日米両政府間では「陸地上空での空中給油訓練は行わない」と確認しています(2017年国会答弁)。理由は事故の際に大きな被害になるからです。昨年、9月にも国会で日本共産党の質問に対して、この立場は現在も適用されていることが答弁されています。その後、10月に米側は昨年3月の空中給油を実施したことを認めましたが、「訓練でなく実際の運用だから問題ない」という見解を示しました。訓練が危険で、実際に給油を行なっていれば安全と言っているようなもので、まったくの詭弁です。
今回の要請には菅野県議、甲府市の内藤市議、清水市議と一緒に参加しました。それぞれ「今回の空中給油は北富士演習場での模擬爆弾投下訓練と一体のもの」「米側の説明はまったく納得がいかない」「給油口の部品が落下しただけでも大事故になる」 など意見しました。
山梨県は今回の空中給油の通報を受け、航跡をインターネットサイトで確認。その後防衛省に「安全に配慮してほしい」と要請したそうです。しかし、これでは「空中給油をやってもいいけど安全にお願いします」と、事実上容認したことになります。県民の命を守る立場から明確に中止を求めるべきです。 そのことを強く要請しました。
昨日の夕方のニュースでも報じられましたので、ニュースのページをリンクさせていただきます。